No Rakugo No Life ~落語三昧~ |
口上というかまくら
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いつも来てくださる方、たまたま来てくださった方、今までどうもありがとうございます。
私は今日より http://kukai.cocolog-nifty.com/blog/(題名一緒) へ移ることになりました。 エキサイトブログは簡単でよかったんですが、テンプレートが少なかったりしてちょっと不満だったので今回思い切って移ってみました。少しずつここのデータも向こうへ移して完全移行を計るつもりです。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 #
by comomaru
| 2006-10-01 08:00
| 落語だって楽じゃない
志らく師匠にはとっても思い入れがある向田邦子さんの没後25年を記念して、今回向田邦子の妹さんの主催でスペシャルにしようということでこのような会が主催されました。お客の半分は向田邦子と交流があったテレビ、映画、文学関係者で、一般客はご相伴に預かるようなかたちのようです。
私がざっと見た限りでも、小林亜星さん、嵐山光三郎先生や、南しんぼうさん、高平哲郎先生、山本容子さんetc.女優さん男優さんも多数みえていました。向田邦子作品に出た人たちなんでしょうね。 会は最初に志らく師匠が一席、後半に談志家元が一席だけという非常にシンプルな構成になっているようです。二つ折りのパンフレットを見ると・・・、あら、志らく師匠は再婚なさったんですね。良かった良かった。パンフの後ろには家元の「何をしてもツマラナイ 助けてくれー」のメッセージが。師匠らしいです。 いよいよ志らく師匠の出番です。私の席は最前列の端近くでまるでそでから落語を見ているかのようです。勉強させていただいてるんじゃないんだから。まるで橘蓮二の写真のようなアングルです。しかも芸術劇場の中ホールは席が前になるほど音響が悪くなるひどい劇場なので私のところは最悪でした。生声とスピーカーの声が微妙にずれて聴こえてくるので早口になると台詞がかぶって聞き取れません。とほほ。 師匠の枕は良かったです。向田邦子関係者の客のテンションの低さと、親子会目当ての客のテンションの高さの違いを指摘して、そこからなぜか小さん師匠の話へ。最後はこれは小さん追悼の会か?!になってしまいました。わざとそれた話をして自分の緊張をそらし、落語本編への振りにしたのでしょうか。 演った噺は文七元結。汗を噴出させながら熱演していました。長べえさんのキャラクターがあまりに家のおとっつあんに似ていて、覗かれたのか?と思ってしまいました。これに限らず志らく師匠の演じる江戸っ子はどれもよく似てます。暴力は振るいませんが、どこか呑気であまり真剣に長い間考えられないところなんざ似すぎて泣けてきます。だからこそ、ほかの立川流の人たちが演じるより軽く見えますが、私は好きです。佐野鎚の女将さんの台詞はこの前聞いた談笑さんのほうが数段きつくてぐさっと来ましたが。 仲入り後家元登場。 頭をもじゃもじゃかきむしりながら、しかし笑顔で高座に上がる。「向田邦子とはほとんど関係が無い」といきなり言ってしまう。まあそーだろーなー。でもちゃんとしてる人なんだろうとは思っていた。妹さんと会って、ちゃんとしてる人だという確信を持ったと最大級の賛辞を送る。 おなじみのジョークを振ってからよかちょろへ。あー、この席じゃなかったらものすごく良かったんだろうけど、声が重なってよく聞き取れない。でも横顔からでないとわからない気迫というものは感じられたような気がします。いっそ写真を撮ってしまいたい。 よかちょろの終わり、山崎屋へ移ろうかってところで終了。山崎矢の部分は家元の解説で。話に無理があるからこれで十分ですよですって。そうかも。 立川志らく 文七元結 仲入り 立川談志 よかちょろ #
by comomaru
| 2006-09-27 01:06
| 落語だって楽じゃない
先日国立演芸場で行われた、
幸い前の席で他の客の様子が良くわからなかったのですが、今回は普段とチケットの販路が違うため(国立演芸場主催のため直売)普段SWAに来ないご年配客が結構多かったんですね。メンバーがそのことを結構気にしていました。振るギャグに気を使わなくちゃいけないですもんね。なんでも昼は何とかの会の会員の方が団体で来てて、おかげで?ギャグがすべりまくっていたらしい。 冒頭に獏先生とSWAのメンバーで対談をやって、SWA基礎知識的な話を。獏先生は相変わらず連載を13,4本も抱えているんですね。どれか終わらせれば減るのに、貧乏性なんですね。 さて一番バッターは彦一師匠で、落ちがとんでもなくて、あまり面白くないらしい噺を。本を読んだ方はご存知でしょう、史上最強の落語で誰が一番面白い男なのかを競う大会に出る話でした。これは落ちが命の噺なので、見てのお楽しみということで。川柳川柳師匠のなぜ今歌しか唄わないのかと言うエピソードが笑えました。感触は、横田じゅんややかんべむさしのSFを読んだようでした。練っていくと意外と面白いかもしれません。 次は白鳥師匠。おお、今回は背番号順なんですね。これも落ちが大変で・・・、あの白鳥師匠が言うのをためらっていて、それはそれで笑えました。この噺は師匠のいつもの独特の仕草が良く似合う噺でした。先生はSWAのメンバーの特徴を良く捉えて話を書いています。しかし小説家が紙の上で夢想するものと実際演じられた時の効果には多少のずれはあるようです。 この噺の落ちがそうです。落ちは変えたほうが良いんじゃないかなあ。オリジナルはトンデモで。 仲入り後4番目の昇太師匠の登場です。マクラは相変わらず柳昇の一門に入ってよかった話から、こっちこそまさにSFな噺。「ウルトラマンドコニイマスカ!」SFとしては昔からある古典的な話ですが、師匠が入れたと思しきくすぐりがよくはまって面白かったです。SFは細部にまで凝った映画とかでないと映像化は難しいですが、落語だったら細かいところは想像におまかせですから落語向きなジャンルなのかもしれませんね。 トリは喬太郎師匠。「さっきの噺をやりたかったなー。」 しかし、これも師匠で無いと出来ない、ぐっと時代をさかのぼり江戸の悲しい女の物語をつり上がった目で熱演してくれました。この噺のもともとは別にあったかたと思います。昔ドラマで見ましたから。怖かったなー。そのドラマでは女の業の怖さを描いていましたが、獏先生の落語ですから通り一遍等では終わりません。これも落ちがちょっと苦しかったです。もう少し言いやすく変えるといいのかもですね。 喬太郎師匠が終わってほかのメンバーも舞台に出てきたとき、電気が暗くなり「彼」が釈台を方に背負って駆け下りてきました。そう、極秘に帰ってきていた山陽先生です。「お前も噺をやるのか!?」ということで一席。 勢いはあるんですが何せカミカミで・・・。やはり講談はどんな荒唐無稽な噺でも流れる語りで納得させてほしいんですよね。思ったとおりイタリアでは講談以外のことをしていたような・・・・。 まったくの新作と違い先生がしっかり組み立てている話だったので、安定感があって聴き易かったです。おのおの面白く肉付けしていて、今後楽しみです。 思い過ごしかもしれませんが、若干気になることもありました。今後の活動に注目です。 林家彦一 史上最強の落語 三遊亭白鳥 かにの恩返し 仲入り 春風亭 昇太 ウルトラマンはどこですか 柳家喬太郎 鬼背参り 神田山陽 陰陽師・安倍清明化鼠退治 #
by comomaru
| 2006-09-27 00:22
| 落語だって楽じゃない
昨日の昼間、用賀のお寺で喬太郎師匠の怪談噺が聞けるというのでいそいそと出かけてきました。夜は談笑師匠だし、あんたおかしいよ!って言われても良いんだもん。
先日某所で師匠はマクラなしのいきなりおふだはがしを披露していたので、それは今日のための練習で、だから今日もお札はがしかしらという勝手な予想は見事はずれ、(前回のこの会でもう牡丹燈籠はやっちゃったんだそうです)お得意な死神に決定。この会は無料なので、やるほうも見るほうももうお気楽にってことで、思いつくままのマクラを振ってお話へ。 真近で死神を見ると、師匠のねっとりとした演技がまとわりつくようで私は嬉しいんですが、ごくさっぱりをご希望の方にはハードな高座ではなかろうかと。主人公の男の気持ちの変化がリアルで、話に説得力を持たせているのがさすがだなーと思いました。 この話で、寿命のろうそくが無数に揺れる洞窟へ引きずり込まれるシーンがありますが、その時の台詞で若い漫才師のろうそくが途中でふっと消えているのを見つけて、これからって時に実に惜しいと、死神の口を借りて追悼の意を表していました。 言うまでも無く、これは〆さばヒカルさんへの言葉です。芸協主催の高田文夫先生が主任の会で、毎日押しの強い面白い漫才を見せてくれていました。師匠のビートたけし譲りの切れ味鋭いギャグの数々、攻撃的なたたずまいが好きでした。本当にこれからだったのに・・・・ ご冥福をお祈りします。 #
by comomaru
| 2006-09-24 14:35
| 落語だって楽じゃない
今月の月例独演会は立川談笑×唐沢俊一『超落語!立川談笑落語全集』(アスペクト)の出版記念?も兼ねていてサイン目当てにいそいそと行ってまいりました。
そういえば談春師匠の2枚目のアルバムはなぜかかわずじまいだなー。この前の読売では珍しく本人出演でサインしていたのに、行きそびれました。心のわだかまりが・・・。 最近は意識的にメジャー化を少しずつ進めていたかいあって、いつもに増してギュウギュウのお客様。師匠の新しい落語への賛同者がさらに増えているのですなー。 一席目、二席目は食べ物の話で、今回の本収録から漏れたものをご披露。 今日のメインイベントは、三席目の文七元結でしょうか。いつも師匠は思いがけない方向へ話を変えていくので、今回はどこへ行くのかどきどきしながら見る客の心理を見越してかトラップがいっぱい仕掛けてあってびっくりひやひやもんでした。その分笑いも多かったですが。長平衛さんの啖呵が良かったなあ。 そして、この本ですが、もう絶対絶対絶対面白いです。嫌いでも良い、読んで下さい。落語はここまで来ました。 思わずアマゾンでレビューを書いてしまったので、感想はそちらでお確かめください。 #
by comomaru
| 2006-09-24 14:10
| 落語だって楽じゃない
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